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潜水服は蝶の夢を見る



脳梗塞で左目以外の身体的自由を失うロックト・イン症候群に陥ったジャン=ドミニクのお話だよ。

植物状態の意識あるバージョンみたいな状態。
植物状態も本当に意識があるのかないのか本人以外誰にも分からないのかもしれないけど。

序盤はジャンの一人称視点で物語が進められていくので非常に息苦しい。
思っていることが語られているけど、それは周囲の人には一切伝わらないもどかしさやいら立ち、そして絶望がひしひしと伝わってきた。

言語療法士が考案した意志疎通法は、お互いに相当な労力が必要な作業だけど、それによって絶望の淵にいたジャンが希望のようなものに辿りつき、そこから描かれる現実と想像の世界の対比が悪くない。
そうやってジャンの世界が広がっていくことで一人称視点だけではなくなるのもよかった。
そして、これからという時にっていうのがホントリアル。

ただこれだけの手厚いケアが受けられる人はごく少数の富裕層だけだろうね、とひねくれたことを思ってしまうクズもいるw
だって、近所に脳梗塞で麻痺が残る人いるけど病院たらいまわしにされて、リハビリどころじゃなかったらしいし。
多少の麻痺ならともかく、貧乏人には希望すら抱かせない世界だから、こういう状態になることが予想されたら助けないでほしいよな、と思ってしまう。
介護問題とかもそうだけど、昔だったらぽっくり逝ってたところを助けてしまうことで家族からは「早く死んでほしい」とか疎まれる存在になりさがってしまうこともあるし。医学の発展も状況によっては残酷だよね。
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ノナメ

Author:ノナメ
深夜に映画が放送されていると片っ端から録画してしまう病の管理人は、ある日、たまりにたまった映画を見ることに。
その時、管理人はふと気づきました。

「あれ? これ前も見た気がする。しかも面白くなかった」
 
と。

当ブログは今後同じことが起きないようにするための自分用備忘録ですorz
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