ゲームービー備忘録 自分がやったゲームや見た映画の記録帳
グランド・ブダペスト・ホテルを取り仕切るコンシェルジュグスタフが常連客マダムD殺害容疑をかけられてドタバタするお話だよ。
序盤はあんまりピンとこなかったけど、じわじわくるね。
言い回しが一々、ユーモアがあるし、グスタフのストライクゾーンの広さとかグスタフとゼロの親子のような師弟関係の噛みあってるんだか噛みあってないんだか感とか。
中盤、逮捕されてからが一段と面白くなってきて、終盤の殺し屋を追いかけるシーンからの兵隊から逃げるシーンの二つの追いかけっこは笑えた。そこから上手くいってハッピーエンドとか思いきや……
序盤と同じようなシーンで違った結末になったことが語られて、時代の変化を急に感じさせられて、ちょっと切なかったね。
話術や振る舞いなどでピンチを切り抜けてきたグスタフのもつ魅力が通じなくなった、それがホテルの終焉もあらわしてるようにも感じたね。
このパッケージ見ても分かるように可愛い世界感で演出や言葉の言い回しもコミカルなんだけど、その後ろには若干の社会風刺もあるのかな。
という、難しいことはおいといて全体的には面白かった。
爆笑するようなコメディではなく、はまる人ははまるじわる系コメディかな。私は好き。
この記事のトラックバックURL
http://emanon2626.blog.fc2.com/tb.php/1733-cc751efb